政府は本日、静岡県の浜岡原発を全面停止するよう
中部電力に要請したことを明らかにした。
ようやく重い腰をあげたというべきか。
地元関連サイトで東日本大震災関連情報を掲載し、
先日、3/11から1ヵ月半経ったので以下のような雑感を掲載した。
→ 4/28 雑感
上記の末尾「今後、早急にするべきことはなにか」の項目で
わたしは以下のように記した。
「浜岡原発」の停止・廃炉の断を下せない政治家は、
民主党だろうが自民党だろうが都知事だろうが、
政治家としてわたしは認めない。
少し前に点検中の3号機を7月にでも稼動するなどと聞いて
頭にきていたのだが、これでとりあえずは少し安心した。
電力確保はおそらくなんの心配も要らないと思う。
そして、本日のNEWSでは、海洋の汚染度についても
もっと広範囲で調査する、とされていた。
このことも、なぜ早くやらないのか不思議でならないことを
雑感で記した。ようやく、か。
評判が最悪な管首相だが、
あと、これで「増税」などしなければ少し認めてもいい。
復興のために増税が必要などというウソに国民はだまされてはいけない。
国債を発行すればすむことである。
いま日本はデフレだから過度ではないインフレ化が必要だ。
インフレと物価高が進みすぎれば、日銀が国債を処理すればいいだけのことだ。
ついでに言わせてもらえれば、
アメリカに今回、災害救助や原発処理で多大な世話になったといっても
日本にまったくメリットのない、デメリットだけのTPPに参加してはならない。
参加予定国のGDPの比率を見ればあきらかである。
環太平洋とは名ばかりの日本対アメリカのみの関係で終始するTPP。
平成の開国が聞いてあきれる。
TPPに参加しないことを鎖国になぞらえる、という
まったくもって表層だけのつまらない比喩にだまされてはいけない。
これは農家だけの問題ではないことを国民すべてが知らねばならない。
先の選挙で、民主党が惨敗したが、
あの大震災で世界まで震撼させた福島原発事故の直後に、
以前より原発を大推進させてきた旧政権自民党に票を入れる日本人が
外国人にはとても理解できないようである。
日本人は、過去を忘れやすい。目先の事ばかり気になるのかも知れない。
管首相も、野党時代の初心に帰って、
原発、災害対策、アメリカとの外交に立ち向かってほしいものだ。
期待はしてないけど。
以前に秋葉原の読み方について雑文を書いたが、
最近、もうひとつ耳障りな言葉をテレビなどでよく耳にする。
それは、「舌つづみ」という言葉である。
いつの頃からかテレビのアナウンサーが、なんとかのひとつおぼえのように、
一斉にこのように唱えだした。(局で、そう言うように指導しているのだろうか?)
それはあたかも「舌づつみ」はまちがいで、
舌が打つ鼓(つづみ)だから「舌つづみ」が正しいのである、とでも言っているようだ。
もしそんな理由だとしたら、愚か者の仕業というほかない。
確かに語源というか、舌が打つ鼓であり、漢字では舌鼓と書く。
だが、読み方は、断じて「舌つづみ」ではなく「舌づつみ」なのである。
それには、「勉強嫌い」を「勉強きらい」とは読まないのと同様の明らかな理由がある。
それを知らないで言いづらい「舌つづみ」を連呼しているのなら、滑稽の極みである。
日本語には、もともと2つの言葉が重なったときに、後ろのほうの濁音は前に移動する、
という古来からの発音形態があるのだ。
この舌づつみがその典型的な例である。(実はほかの例は思いつかないが)
このことは、どの言語学者の著作だったか、
また、小・中学校、高校時代のいつだったかは定かではないが、
国語の時間で習ったことことだけははっきりと覚えている。
このほうが格段に言いやすく、発音としては自然な流れなのだ。
これは、「連濁」という、日本語を覚えようとする外国人には理解しがたい
不規則な法則にも関連している。
(中略 全文は つれづれ道草第20段に掲載しました)
ここのところ、あまりに「舌つづみ」と言う人が増えて、またかと舌打ちするほどである。
そんななかで、何を誤解しているのか「どちらでも正しい」なんていう輩も出てきたらしい。
自分は寛大だから舌づつみも正しいことにしてやろう、なんていうところか。
あきれた話だが、言いづらくともそれが浸透していけば、
いつしか「正統派」となってしまうのかも知れない。
まてよ。
そうすると、いちばん最初、鼓がこの世に誕生した直後に、舌鼓の言葉を創り出した人は、
「したつづみ」と言っていたのかも知れない。
そうすると、わたしのほうが邪道なのか。(笑)