Columbus Blog

新発見日記。ただし発見の意味は広義・・・感想・愚痴もときどき・・・

少年たちの再会

2005.12.03 Saturday 19:26
先日、Hさんから借りた本を読んでいたらこんな一節に出会った。

「人間という生きものは、苦悩・悲嘆・絶望のさなかにあっても、そこへ、熱い味噌汁が出て来て一口すすりこみ、
(あ、うまい)
と、感じるとき、われ知らず微笑が浮かび、生き甲斐をおぼえるようにできている。
大事なのは、人間の躰にそなわった、その感覚を存続させて行くことだと私は思う」
・・・・池波正太郎「日曜日の万年筆」(私の正月)より転記・・・

昨夜、この春、福島に蕎麦屋を開店した友人と電話で話し、
来週末、訪ねてみることにした。
電話を切って、すぐインターネットでホテルを予約。
久し振りに楽しい時間が持てそうだ。
写真をたくさん撮ってきて、彼の店の紹介をしてあげよう、と思う。
知名度の少ないサイトで申し訳ないが。

インターネットで若い人たちと会話していて
それはそれでとても有意義で楽しいのだが、
やはり同年輩の気のあった友とゆっくり話しをするのも格別のものがある。

でも、そんなとき、いつも思うのは、
話がはずむときなど、ふたりとも心は少年のままだということだ。
ちっとも変わらないね、あのころと。

女性がうまれつき大人なのに対して、
男はいつまでも子供のままなのかも知れない。


500円だけど、ユーズド価格は1円とはあんまりだなあ。
日曜日の万年筆
新潮文庫
池波 正太郎 (著)
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美しき推測

2005.08.21 Sunday 23:18
いつかはそんな時もくるとは思っていた。
本日、「もしかして」というお互いの思いが
一致してある地元の方と言葉を交わすこととなった。

わたしは「タヌポンの利根ぽんぽ行」と題して
地元の紹介コンテンツを昨年末よりスタートさせたわけだが
とくに地域の人たちと積極的なコンタクトを
取っていたわけではなかった。
でもコンタクトを決して取らないというのではなく
なるべく不自然な働き方をしないで
自力・マイペースで調査・探索し
自然の成り行きにまかせることを基本にする。
その上で、どうしても腑に落ちないところがでたら
だれかに聞いてみるという方針を貫いていこうと
思っていたし、それは現在も変わっていない。(探索方針参照)

現在、アクセスログなどから判断して
見てくれている人もいるのかなあと思っていたが、
検索サイトに出ているということと
実際に見てもらえているということは別だし、
ましてや地元の人に見てもらえているかどうか
ということはまったく見当もつかない。

そうは言っても、いつかは地元の人でわたしのサイトを見る人がいて
その人とわたしがなんらかのかたちで言葉を交わす日。
そんな日が訪れるかも知れないとは思っていたのである。

その日が意外と早くやってきた。
ほとんどの地元の人と話をしていないのにも関わらず、である。

何回かは会ったことがあるご夫婦なのだが
とくに親しくお話ししたことはなかった。
それがあるきっかけで、
先方がわたしをそのサイトの作者ではないかと想定され、
またわたしのほうも彼らがそう思われている、またわたしのサイトを
見てくれている人たちではないか、と同時に思っていたのである。

それが本日、確認できて、「やっぱり」と
話し合う機会を得たというわけである。

お互いになごやかに話ができてたいへんうれしかった。
若いご夫妻なのだが奥様はとても美人で
しかも先日の布川神社大祭など地元のイベントにも
参加されている由。こんど催しがあるときには
ぜひとも取材させていただきたいとも思っている。

「もう町のことを悪くは書けないわよ」と妻。
「もちろんさ、はじめからそんなつもりはない」とわたし。

もちろん、美人の奥様は掛け値なしだが、
町のことさらな美化はしないつもりではある。
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巡り合い、巡り合わせ

2005.03.31 Thursday 08:16
先週が火曜から金曜まで連日、親しい人複数の送別会?があったせいか
更新等はすっかり後回しになってしまった。

同僚H氏との会は予期していたことなのだが、
旧友との久し振りの再会が送別会になってしまうとは!
なんと連絡が取れて会った2日後に
東京世田谷から福島へ移転するのだという。
これは彼の地元で飲食店を開店するという祝福すべき話なのだが、
親しい人が離れていってしまうのはとても寂しいことだ。

旧友は元の同僚なのだが彼と飲んで2軒目に寄った三越前の古い店が
なんと3月いっぱいで閉店するという。
実はその店は何年か前、彼が社を辞めるときの送別会の2次会で
入った店なのだという。不思議な巡り合わせもあるものだ。

変わるもの、変わらないもの。そんな言葉をまたしても思う。
形あるものはやはり確実に変わっていくようだが、
彼らとの関係は少なくとも変わらないように思う。

H氏とは近日中にもまた会うことになるだろうし、
旧友には近々ぜひとも訪ねていきたいと思っている。

そして巡り合わせと言えば、
今回しばらく会っていないなと思っていた矢先に
連絡が取れて会うことができた。
またいつかどこかひょんなところで
彼らと巡り合うこともあるような気がするのも不思議である。
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