ウドンゲの花

先日クロアゲハが飛んできて、もしかして卵を産みつけたかなと期待して、
今朝、小雨のなか庭のゆずを何気なくみていたら。
ウドンゲの花
これは、「ウドンゲの花」だ。
ウドンゲとは優曇華と書き、仏教では、「3000年に一度花を開き、そのときに如来が現れる」
とされる、まさに珍しいものという。
が、実は、これは「クサカゲロウ」という昆虫の卵なのだ。
そんなに珍しいものではなく、昔、何度か見たことがあるが、
写真に撮ったのは初めて。
優曇華と称される本来の正しい植物は別にあるようだが
この花も3000年に一度というような珍しいものではないようだ。

クサカゲロウは一見、トンボの種類に見えるので、
こんな水場ではないところに卵を産んでどうするのだろうと思ったが、
トンボのようにヤゴの幼虫時代をおくるのではなく、
蛾と同様に陸上で繭を作って羽化するらしい。
エサはゆずの葉ではなくアブラムシなど肉食らしいが・・・。

「ウドンゲの花」は「もうきのふぼく(盲亀の浮木)」と並んで、
仏教で珍しくありがたいもののたとえとなっている。
盲亀の浮木というのも、これもまた極端なたとえで、
大海の底に住む盲目の亀が、百年に一度だけ浮上し、そのとき、
たまたま波にただよう穴がひとつしかない浮木と出会って、
その穴に頭が入る、という偶然性を示している。
まあ、いずれもありがたいことなので、いい風に解釈しておこう。
きょうはサイト開設4周年なのでそれを祝ってくれたのかも知れないが、
そのサイト構築は記念コンテンツもままならない怠惰な状態・・・。

ところで、まだ飼育して羽化させたことのないクロアゲハのほうは、
やはり幼虫らしきものがいたが、どうもふつうのアゲハとは見分けがつかない。
それにしても、せっかく昨冬に植樹したばかりのゆずが、
1年もたたないうちにアゲハもしくはクロアゲハの餌食となるだけでなく、
クサカゲロウの成育場所にもなってしまうとは。
今後は駆除対策をしないととてもゆずが実をつけるまではいかないだろう。
しかし、アゲハの羽化も見たいし・・・どうしたものか。


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